4月入園される方はもうすぐ入園説明会があったり、保育園グッズの買い出しをしたりの準備がはじまりますね。
家計を整える、病児保育や子サポに登録する、時短家電を導入する……等、育休中にやっておきたいことはたくさんあります。
その中でも、わたしが第1子の育休から復帰した時に「これだけはやっておくべきだった……」と感じた、たった1つのことを紹介します。
これから子どもを保育園に預けて復帰する方、ぜひご覧ください。
これだけはやっておくべきだった!「軸をもつこと」
準備しておくべきたった1つのことは「なんのために働くのか」という軸をもつことです。
あなたが働く理由はなんでしょうか。
- 子ども
- お金
- キャリア
- やりがい
どれがいい、どれが正解ということはありません。
自分がどれを選ぶかです。
「そんなの当たり前のこと!」と思うかもしれません。
ワーママには様々なことがふりかかります。
ふりかかってきたことに対処することばかり考えていると、苦しくなってしまいます。
私もその苦しくなってしまった1人でした。
この軸はあなたが悩んだ時、決める時の判断の根拠とするものです。
軸をはっきりさせずに迷走したわたし
軸を考えずにただただ起こる出来事に対処していた時
本当は仕事をやめたいという気持ちもあるけど、今の仕事は待遇もいいし、今後この条件で働けないかもしれない。
先輩たちも出産後復職しているし、最近の先輩たちは産後に子育てを理由にやめたりしない。
「保育園に入園が決まったから復職するか」という程度の気持ちでした。
一方、家庭も仕事もおろそかにしないキラキラワーママ!にあこがれていた自分もいました。
実際に復帰してからは、キラキラ感は全くなく、家・保育園・職場の往復と積み重なった仕事と家事・育児をこなしていくのに精一杯になっていました。
ある日、保育園から息子が発熱と呼び出しがあり、急いで帰る。
発熱から24時間は登園できないから明日も休まないと。
あの仕事もあの件も終わってないのに……。
実際に迎えに行ってみると元気に走り回っている息子。
なんだ、息子、元気じゃないか。でも熱はある。熱下がってよ……
翌日、熱は下がったけど、咳はでている。
また今日もお休みさせないと。
会社に電話したくない……なんて言われるのだろう。
今日は繁忙日なのに休んでしまった。「あいつはまた休んで……」とか思われるかな……。
仕事は気になり、気遣ってあげたい息子を全力で気遣えず、こなせずにさらに山積みになっていく家事。
この流れは1回だけではありません。
月に1回くらいはこんなことが続いていました。
息子は一度咳が出始めると1週間は出続けるので、その間休んだり、近所に住む母を頼りながら在宅勤務をしていました。
そんなときにふと思ったのです。
なんのために働いているのだろう。
軸を決め、整理してみる
もやもやする気持ちを整理してみました。
なんのために働くのか。大切なものはなにか。なにをしたいのか。なにをしないのか。
わたしの場合、一番優先するべきものは子どもでした。
その中でも、
- 子どもとの時間はある程度、確保したい
- 子どもが必要とするときには寄り添いたい
- 子どもがやりたいことをできるお金を用意したい
という3つの思いがありました。
それまで自分が決めてきたことは、この思いから決めていたことでした。
具体例にいうと……
子どもとの時間はある程度、確保したい
- 短時間勤務制度を利用する
- 残業や時間外での対応が必要となる仕事は引き受けない
子どもが必要とするときには寄り添いたい
- 病児保育には登録せず、家族で看護する
- 本当にどうしようもなくなったときには退職する
子どもがやりたいことをできるお金を用意したい
- 正社員で働き続ける
逆に、わたしは以下のものを手放したり、追いかけないようにしたりしました。
- やりがいのある仕事
- 昇進
- 完璧に仕事をこなすこと
- 上司や同僚からの評価
軸が自分の中できちんと決まってからは、もやもやとした気持ちに対処できるようになってきました。
軸を整理したその後
それ以降は、息子が体調不良で保育園を休んだ時も……
- 自分が今一番優先するのは子どもだ
- 自分がしたいことは子どものそばにいてあげることだ
- 上司や職場の方には嫌がられるかもしれないけどしょうがない
- 仕事は次回出勤した時にきっちりとやろう
このように気持ちの整理をしっかりしていきました。
以前なら、休むことに罪悪感でいっぱいになり、「ああ、なんで自分が……」とくよくよし続けるばかりでした。
自分にとって何が大切なのかを把握し、その大切なもののためにどのように行動するのかを考えることで、前向きに子どもとも、仕事とも向き合えるようになったのです。
素敵なワーママライフを!
すべてを100%の力でできるのが理想ですが、ワーママの体力も時間も限られています。
様々な場面で選択を迫られるワーママ。
なんのために働くのかという軸を持っておかないと選択することに無駄なエネルギーを使います。
大事なものは何なのか、それを尊重するためには何を選び、何を捨て、何に耐えるのか。
一度決めてしまえば、その軸にそって行動していくのみです。
ワーママは大変なので、ただ、なんとなく頑張っているといつかつぶれてしまいます。
保育園の準備や、家事の時短対策も良いですが、一歩立ち止まって考えてみてください。
軸をもって、素敵なワーママライフを過ごしてくださいね。
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